はじまりのミーティング
評価について考える会(講師:長津結一郎)
実践 | 足立区
芸術表現体験活動と省察活動について考える(講師:苅宿俊文)
ムジタンツ・カフェ(受講生中心の対話の場)
3区合同振り返り

はじまりのミーティング

ワークショップについて学ぶ、ファシリテーションについて学ぶ

2020年6月27日(土)、7月18日(土)
会場:オンライン(Zoom)

内容:
今年度のアトリエ・ムジタンツを開始するにあたって、講座での「学び方」やムジタンツ実践においての「プログラムデザイン」、現場での「ファシリテーション」について、事務局メンバーらが気をつけていること、ベースにしている学習論などについて、実践の映像などを用いながら共有しました。
(文:石川)

評価について考える会

講師:長津結一郎

2020年8月2日(日)
会場:オンライン(Zoom)

内容:
芸術文化と評価について、長津結一郎氏(九州大学大学院芸術工学研究院 コミュニケーションデザイン科学部門 助教)を招き、なんのために「評価」するのか、「評価」にはどのような方法があるか、何について「評価」するのか、そもそも芸術文化のプログラムを「評価」するとはどのようなことか、などについてお話を伺いました。
エビデンスに基づく政策形成の必要性のような背景論にも触れ、参加型評価の実例など実践に近いところでのお話をしていただいた後、受講生とともに「アトリエ・ムジタンツという学ぶ場でどんなことが起きるといいと思うか」(評価につながる目標設定)についても話をする時間が設けられ、対話を行いました。
(文:石川)

実践

足立区

ゆるゆる企画会議

2020年8月30日(日)、9月26日(土)、10月30日(金)、11月1日(日)、11月13日(金)

誰のために、何のためにやるのか、目的はどこにあるのか……といった根本的なことから、ちょっとした小ネタまで。アイデアを出し合い、ディスカッションを重ねながら、企画を練ってゆきます。
アトリエ・ムジタンツでは、発想をふくらませるための「余白」を確保するため、あえて「ゆるゆる」と銘打って企画会議を行っています。ですが、今年度はオンラインで進めざるをえず、取り組みかたに難しさを感じる場面もありました。
その一方で、実施先との打合せをビデオ会議システムで受講生にも公開するなど、新たな試みを行うこともできました。企画立案の段階からプロセスを受講生と共有することはアトリエ・ムジタンツの主旨のひとつですが、この状況下ならではの手段の活用が生まれたことは、新たな発見でもありました。

(文:山崎)

足立区実施 1日目

2020年12月19日(土)

母子支援施設に入居の子どもたちを対象にプログラムを実施しました。バッハ作曲《ヴァイオリンソナタ4番》を用いて全員で準備運動を行なった後に、少人数のグループに分かれて、『音のアスレチック』に挑戦しました。『音のアスレチック』では、バッハ作曲《インベンション8番》の3つのモチーフを用いた3つのアクティビティー(①音の玉入れ ②音のリボン ③音の落とし穴)を順に体験し、音の動きと身体の動きを連動させて遊んでみました。(文:酒井)

足立区実施 2日目

2020年12月29日(火)

新型コロナウイルス感染拡大を受けて、オンラインでの実施に変更。ポルテあすなろと、北千住キャンパスをZoomで中継し、2,3人のグループごとにオンラインでプログラムを実施しました。モーツァルト作曲《きらきら星変奏曲》を用いて準備運動を行なった後に、藝大リモートツアー『ムジタンを探せ』を実施。ともさんが子どもたちの分身となって、子どもたちの指示に従い、キャンパス内を歩き回ります。子どもたちが画面越しにムジタンを発見すると、『インベンションのダンス』が始まります。(文:酒井)

  • 足立区実施 2日目

足立区実施 3日目

2021年1月9日(土)
少人数でできる内容に改変し、対面で実施しました。この日は子どもたちを過去の国と、みんなで選んで聴く国へご案内。過去の国では子どもたちと一緒に1日目、2日目の実施内容を写真と記録映像で振り返りました。みんなで選んで聴く国ではムジタンツから子どもたちにお手紙を渡した後に、子どもたちが選んだ方法で音楽を聴きました。踊って聴く国では、《インベンション8番のダンス》を一緒に踊りました。
(文:酒井)

芸術術表現体験活動と省察活動について考える

講師:苅宿俊文

2021年1月6日(水)

内容:
芸術表現体験活動を用いたプログラムにはどのようなものがあるか。学習環境デザインの分野でALEプログラム(後述)を実施している苅宿俊文氏(青山学院大学学習コミュニティ研究所所長・同大学社会情報学部教授・東京藝術大学非常勤講師)をお招きし、お話いただきました。
アトリエ・ムジタンツの受講生、事務局も含め、それぞれの学びの素材として考えるために、小中学校でコミュニケーション教育の授業として実施したALEプログラムの一例を紹介してもらいました。
※ALEプログラム・・・芸術表現体験活動と省察活動を螺旋的に繰り返すALE(エール)プログラム
青山学院大学 社会情報学部 学習コミュニティデザイン(LCD)研究ユニット ウェブサイト(http://lcd-aoyama.net/)より
(文:石川)

ムジタンツカフェ(受講生中心の対話の場)

2021年2月11日(木・祝)、15日(月)

今年度は対面での実施が少なく、対面講座なら自然と起こる休憩時の「雑談」のような場があまりなかった。また、オンライン会議システムの特性上、同時に会話できる人数が少なくなり、どうしても「すぐに必要なこと・情報」などの伝達が多くなってしまった。受講生同士の「おしゃべり」の中から生まれてくるものについても、学ぶ人たちのコミュニティ形成においては重要だと考えているため、講座時間とは別に対話の場を設け、トピック、進め方などは受講生に任せ、対話の時間としました。

3区合同振り返り

2021年2月18日(木)16:00〜

3区のご担当者および足立区実施先スタッフの方にお集まりいただき、合同で振り返りの会を実施しました。各区の課題、実施内容、実施先との連携の方法について共有し、来年度実施に向けての意見交換を行いました。

(フィードバックより)
<施設学童スタッフ>
子どもたちも楽しかっただろうし、準備段階から意見を入れてもらって、私たちの施設のプログラムになった。一番大きな収穫は、年齢の大きい子たちを巻き込めたこと。

<母子支援施設スタッフ>
施設では色んな地域交流の取り組みをしているが、「文化」が足りない。
それぞれの取り組みをしているが、それらを繋げる文化がなかったので、それが欲しかった。
コロナで萎えていたが、その間も藝大がずっと繋がってくれていました。これからムジタンツが地域に広がっていくことが夢です。

<足立区政策経営部子どもの貧困対策担当課>
他の施設ではコロナだからごめんなさいといわれてしまうところを受け入れてくださったのがすごい。子どもたちがものすごく楽しんでいる映像を見れて嬉しかったです。

<足立区シティプロモーション課>
行政の中でアートの市民権を取っていくために葛藤しているが、施設の方がおっしゃった「文化で繋がっていく」という言葉がそうで、生きていく上での心の豊かさが不可欠であるなかで、足立区としてもさらにムジタンツとステップアップして次の段階をできればなと思っています。

<台東区文化産業観光部文化振興課>
台東区では実施ができなかったが、足立区での実施をみさせていただき、小さいお子さんがすごく楽しんでいるのを拝見しました。

<墨田区文化芸術振興課>
素敵なビデオを拝見させていただきました。コロナで大変なこともあったと思うのですが、きめられたプログラムではなかったからこそ、生まれたイレギュラーから新しい発見もあったのかなと思っています。墨田区では今年ここまでプログラムを進められなかったのですが、
来年度はぜひ実施できればいいなと思っています。

(文:酒井)