ホーム理論編2021年度グループワーク

学生たちのアーツカウンシル構想

2021年度 グループワーク

「Meeting アラスミ!」3年目となる2021年度のメイントピック「グループワーク」は学生グループ3チームで実施。3年間にわたる連続講座での学びを最終年度は「地域における文化政策の広域連携を実現する仕組み」につなげ、学生たちが「アラスミ・アーツカウンシル」を構想する。昨年度に実施したフィールドワークの先にある、新たな文化政策を実現するための広域連携について学生らしい視点からアイデアを練り、構想をまとめていった。

行政と市民が共に新しい文化政策を創造し、広域連携によって実践していくことができる「アラスミ・アーツカウンシル」とは?

各グループの成果は、2021年度の中間報告会(2021年12月21日、2022年1月29日)で参加する3区の行政担当者へプレゼンテーションとディスカッション形式の説明を行い、ブラッシュアップした内容をもってシンポジウム(2022年2月19日)での発表に臨んだ。

【グループワークの流れ】

プレレクチャー第1回(2021年7月27日)

まず広域連携の前提として自治体の上位計画やビジョンを確認。それぞれが構想するアーツカウンシルのミッション、地域のニーズや芸術環境、社会課題などを把握、分析しながら大枠の戦略や具体的メニューとなる戦術も考えていく。

夏休み中は個人で「アラスミ・アーツカウウンシル」構想を考え始めるところからスタート。日本や海外にあるアーツカウンシルの概要、多様な領域と連携している事例などから調べていく。夏休み中は(連続講座)リサーチ・アシスタントから施策・条例・事例に関する情報提供やアドバイスを受け、各グループでの自主勉強会(7・8・9月)も実施。各グループのリーダーが学生メンバーに仕事を割り振り、プレゼンまでの準備を円滑に進めていった。

プレレクチャー第2回(2021年10月12日)

三田真由美(一般財団法人地域創造)、岡田千絵と荻原康子(公益財団法人墨田区文化振興財団)、森隆一郎(東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科 特任助教)がそれぞれグループワークの担当コーチとなって進めていく。

発表内容

私たちの考える
「アラスミ・アーツカウンシル」

グループワーク報告会では、参加行政担当者(台東区文化振興課、墨田区文化振興課、足立区シティプロモーション課)がそれぞれ3チームをまわり意見を出し合うかたちでのディスカッションが行われ、盛り上がりを見せた。ファシリテーターは各グループのコーチが担当している。

グループA
文化交易船 あつまるー枠で質の高い「てしごと」あふれる街に..
コーチ:三田真由美(一般財団法人地域創造)

グループB
アラウンドすみだ川を能動的につなぐ アラスミ・アーツカウンシル 
コーチ:森隆一郎(東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科 特任助教)

グループC
ひょげんの窓口 ー表現実現未満を支援する“壁のない”アーツカウンシルー
コーチ:岡田千絵(公益財団法人墨田区文化振興財団 地域文化支援担当)