オンライン・シンポジウム
Meeting アラスミ!連続講座「新しい文化政策」を考える~フィールドワーク編
日時:2021年2月23日(火・祝)15:00~18:00
場所:zoom ウェビナーにて配信
定員:100名
※視聴無料、要事前申込
【概要】
すみだ川界隈の地域において、「地域の文化芸術を推進するプラットフォーム」、「地域の連携・協働を推進するプラットフォームの形成」に着目し、先進的な事例に取り組む自治体・団体と協力して学びと実践の場を提供する人材育成プロジェクト「Meeting アラスミ!(=around すみだ川)」の成果を振り返るシンポジウムを開催します。
本シンポジウムは、Meeting アラスミ! 理論編の連続講座「『新しい文化政策』を考える~フィールドワーク編」、実践編の「アトリエ・ムジタンツ」「野村誠『千住の1010人 in 2020年』の広域連携」のこの1年の活動報告をふまえ、各プログラムの開催地である足立区、墨田区、台東区の文化政策を概観します。また、ゲストコメンテーターを迎え、これらの活動の可能性を「新しい文化政策」という視点から再考していきます。
申込方法:視聴を希望される方は、下記フォームからお申し込みください。
応募締切:2021年2月21日(日)
https://zoom.us/webinar/register/WN_MedmRy2DRGeZlg2_pyyL4g
【フィールドワーク先 一覧】
アートセンター「BUoY」(足立区)
空想型芸術祭 Fiction (居間 theater × 地理人[今和泉隆行])(台東区・墨田区)
シェアアトリエ「大塚ビル」(台東区)
千住の文化サロン「仲町の家」(足立区)
TOPPING EAST(墨田区)
ポスト工務店BUGHAUS(墨田区)
両国門天ホール(墨田区)
※五十音順
※丸括弧内は施設やアートプロジェクトの所在地または関係自治体名
【登壇者】
■ゲストコメンテーター
小林真理/東京大学大学院人文社会系研究科 文化資源学研究専攻教授
専門は、文化政策学、文化経営学、文化資源学。文化政策の企画立案、文化行政制度の研究を行う。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程を満期退学。早稲田大学助手、昭和音楽大学助手、静岡文化芸術大学講師を経て、2004年に東京大学に着任、現在に至る。博士(人間科学)。さまざまな地方自治体で文化行政制度の運営や制度設計に関わる。単著に『文化権の確立に向けて 文化振興法の国際比較と日本の現実』他。
■モデレーター
熊倉純子/東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科長
パリ第十大学卒、慶應義塾大学大学院修了。企業メセナ協議会を経て、東京藝術大学教授。アートマネジメントの専門人材を育成し、「取手アートプロジェクト」、「アートアクセスあだち 音まち千住の縁」など、地域型アートプロジェクトに携わりながらアートと市民社会の関係を模索し、文化政策を提案する。東京都芸術文化評議会文化都市政策部会委員、文化庁文化審議会文化政策部会委員などを歴任。監修書に『アートプロジェクト 芸術と共創する社会』他。
森隆一郎/東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科 特任助教
ティアラこうとうやいわき芸術文化交流館アリオスで制作やマーケティングセクションを率いたのち、アーツカウンシル東京でPRディレクターを務める。現在は、芸術・文化事業の企画・制作・広報・コンサルティングなどを手掛ける合同会社渚と 代表。 ほかに、さいたま市文化芸術都市創造審議会副会長、(公財)東京シティ・バレエ団理事/アドバイザー、全銀座会G2020アドバイザーなど。早朝の文化雑談会「トーキョーアーツのれん会」を隔週でオンライン開催中。共著に「文化からの復興 市民と震災といわきアリオスと」(水曜社)。
【2020年度の各プログラムの取組み】
理論編|連続講座「新しい文化政策」を考える~フィールドワーク編 地域のアートプロジェクトや拠点などに赴くフィールドワークを行い、異なる領域の協働によって社会に新たな回路を創り出す「新しい文化政策」の可能性を模索しました。連続講座では、研究者や実践者を招いて「新しい文化政策」の実践事例について学びました。フィールドワークでは、勉強会のコアメンバー(足立、墨田、台東3区の行政担当者と藝大生)と一般メンバー(公募)が、現地に赴くだけでなく、zoomなどのオンラインミーティングツールを駆使し、オンラインと対面のハイブリッド形式で見識を広げました。
実践編①|アトリエ・ムジタンツ
「地域とアートをつなぐ」「分野を横断したアートプログラムをデザインする」をテーマに、足立区・墨田区・台東区の3区と連携しながら、アーティストとアートマネジメント人材の協働的な学びの場を提供しています。今年度は、足立区内母子支援施設にてプログラムを実施。墨田区では、区内小中学校で数多くのアウトリーチを実施する新日本フィルハーモニー交響楽団とのピアレビューを実施しています。30名ほどの多様な受講生が参加し、アートプログラムの企画立案、プログラムデザイン、ファシリテーションなどについて実践的、協働的に学び合う場となりました。
実践編②|野村誠「千住の1010人 in 2020年」の広域連携
アートプロジェクト「アートアクセスあだち 音まち千住の縁」のプログラムの一環として、1010人の演奏者による参加型コンサートに連動し、隅田川を中心とした演出の実現に向けて行政、市民と対話を進めてきました。2020年度に予定していた「千住の1010人 in 2020年」は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、当初のプログラムを方針転換し「千住の1010人 from 2020年」として再始動しました。1010人の演奏者が一堂に会する一日限りのイベントではなく、オンラインを中心としたプログラムを重ね、時間や空間を拡張した新しい音楽実践の可能性を模索しました。
本講座に関するお問い合わせ
Meeting アラスミ!連続講座 運営事務局
email: arasumi.study@gmail.com
公式WEBサイト:https://arasumi.geidai.ac.jp/
※各講座の詳細は公式WEBサイトよりご覧いただけます。
facebook:https://www.facebook.com/meetingarasumi/
※個人情報は厳重に管理し、本事業の運営およびご案内にのみ使用します。
※内容は変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
2020の先にある新たな文化政策を実現するための広域連携について思考し実践する人材育成講座 Meeting アラスミ!
令和2年度 文化庁 大学における文化芸術推進事業
主催:東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科
後援:足立区、墨田区、台東区
企画統括:熊倉純子
企画運営:森隆一郎、長尾聡子、楊淳婷、槇原彩、韓河羅